(一社)京都障害者スポーツ振興会は、今年度の研修テーマを①「学びあい」②「高めあい」③「つながりあい」とし「3あいプロジェクト」という名称で12回の学習会を計画しました。
2月12日にプレ企画として「つどいをもっと知ろう」と題して振興会副会長・つどい専門部長の辻井武氏をゲストに1時間の学習会を開催しました。これはたいへん好評で約40名が集まり、より深く「つどい」を知ることができました。
さて、新年度を迎え「3あいプロジェクト」の本格スタートです。
第1弾は、4月23日(日)京都市障害者スポーツセンターで午前中は座学、午後からは実技で「聞いて」「見て」「触れて」「体験する」ことを通してボッチャの魅力を学んでいただきたいと思います。担当は、私こと振興会事務局長の中村が務めます。詳細はチラシをご覧ください。どなたでも参加できます。この機会に今一番熱いボッチャを始めてみませんか?
京都障害者スポーツ振興会は、1971(昭和46)年11月29日に全国で5番目の障がいのある人々のスポーツ活動を支援する任意団体として誕生し、一昨年50周年を迎えました。また、2017(平成29)年4月3日付けで一般社団法人京都障害者スポーツ振興会として、新たなスタートを切って6年が経過しました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大の第7波(7~9月)、第8波(11~1月)を迎え過去最高の感染者数4,987名(8/3)、4,339名(1/7)を経験しました。一方で新型コロナワクチンの3回目、4回目の接種も進み新しい生活様式に合った感染予防策により、イベント等の開催については、一定緩和されるなどの状況が見られました。
振興会の事業もパラスポーツの原点である「障害者スポーツのつどい」が6月より再開し、4年ぶりに「天皇盃第34回全国車いす駅伝競走大会」ができるなど明るい話題も見られ、コロナ前に戻る気配も感じられました。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、政府は2023年5月8日に、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針です。「5類」に移行したあとの感染対策については、政府が法律に基づいて一律に求める現在の仕組みから、個人や主催者などによる自主的な判断に委ねる仕組みに変わることになります。具体的には、『手洗いなどの手指衛生と換気については引き続き有効』だとされ、また、『いわゆる「3密」の回避や、人と人との距離の確保については、流行期には重症化リスクの高い人にとって有効』だと言われていますので、当面はコロナ対策は必要だと思われます。
このような状況ですが、パラスポーツの環境は着実に広がっています。
福知山車いすハンドボール(5/20)、京都日吉ヶ丘ライオンズクラブ杯第1回京都パラボッチャ競技大(5/21)、京都障害者フライングディスク大会(7/1)、第1回京都市民ボッチャ大会(7/30)など今年新たな大会も企画中です。ぜひ多くの皆様の参加で盛り上げていきましょう。振興会事務局は、精一杯頑張っていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願いいたします。
一般社団法人京都障害者スポーツ振興会事務局(中村芳道・井川善博)
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